仮面ライダードライブの痛チョコを作った話(番外編) 〜作り方まとめ〜

バレンタインのチョコレートに、キャラチョコや痛チョコを作ってみようと思う人は実は少なくないのではないか。仮面ライダードライブの痛チョコを作った話 シリーズでは私が一喜一憂しながらチョコを作った体験談を延々と書いたが、「痛チョコ」などの検索ワードで飛んで来る方は個人的な話など興味はなく、ただ作り方だけ知りたいはずだ。そこでこの記事で作り方やコツをまとめておいた。何かの参考になれば幸いである。

 

 

仮面ライダードライブキャラチョコの作り方】
(1個分、大きさ約12×15cm)
【材料・用意するもの】
・チョコレート(ダーク、ホワイト)…適量
・チョコペン(赤)…一本
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・金属製のバット

・耐熱容器 色の数分(小さめのココットがオススメ)

・爪楊枝 数本
スプー
・クッキングシート
・ベースになるイラスト・写真の紙
(あると便利)
・小さな泡立て器
・セロテープ

 

  1. ベースになるイラストを反転して印刷する。輪郭や重要な線など、強調したい線をマジックペンでなぞっておく。
    【コツ】
    ・細かくてごちゃごちゃした部分も見えやすく強調したほうがベター

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  2. イラストの上にクッキングシートを重ね、バットの上に固定する。時間があれば冷蔵庫でバットを冷やしておく。
    【コツ】
    ・できるなら、ベースとなる絵はクッキングシートの裏に直接描くに越したことはない(見えやすさ上)
    ・クッキングシートはセロハンテープでは貼りにくいため注意
    ・チョコレートが乾いたときに浮かないよう、ピシッと貼ったほうが良い

  3. ブラックチョコレートを刻み(粗くて大丈夫)、耐熱容器(ココット)に入れ、電子レンジで1分ほど加熱して溶かす。 
    【コツ】
    ・30秒後に1度かるくかき混ぜると満遍なく溶ける 

  4. つまようじに溶かしたブラックチョコレートを付けつつ、下のイラストの線、黒い部分を慎重になぞっていく。必ずシートとチョコレートの線の間に隙間ができないようにすること。余計な線が書けてしまった場合、濡れティッシュやつまようじでこそげとる。
    【コツ】
    ・チョコレートに楊枝を浸けた際、糸が伸びることがあるが、その線を利用して長い線を一気に書くこともできる
    ・時間が経つにつれ溶かしたチョコレートが冷え、固まってくると書きにくくなるため適宜追加で30秒ほどレンジで加熱する
    ・細かい線を書く作業の前は、バットを一度冷蔵庫で冷やすとスムーズに進めやすい

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  5. 一色の描画が終わり、次の色で描き始める際は、にじみを防止するため間で必ず冷やしてから始める。また、チョコペンの色を使う場合は、チョコペンの口では大きすぎるため、中身を出してつまようじを使って描くこと。
    【コツ】
    複数の色が共存するゾーンは、細い線のある色から描くと良い。今回のドライブの場合、黒→赤→白の順で描いていった。
    ・チョコペンは固まりやすいため、描いている途中も容器を湯煎しておくこと。

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  6. 全体の着色←重要!
    大きい部分もできる限りつまようじで丁寧に埋めた方が境目や発色が綺麗に出る。上からチョコを流し塗る形で埋める際は、必ず冷凍庫で今まで描いた線を冷やしてから行うこと(塗るチョコの熱で線が溶けてしまうため)。また、その際は描いておいたチョコの線とシートの間に隙間がないか確認する。浮いて隙間があると流したチョコレートがその下に入り込んでしまい出来上がりがぼやける。隙間があった場合は線と同じ色で埋める。

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  7. 描画が終わったら、強度を高めるためホワイトチョコレートで大きめに輪郭を取ってダイカットにするか、枠組みを作る。さらに補強のためホワイトチョコレートを全体に重ねぬりする。
    【コツ】
    ・縁が薄いとそこから溶けたり欠けたりしやすいので縁にも一定の厚みを持たせるよう意識すること。

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  8. 冷蔵庫で一時間ほど冷やしたら完成。はしから慎重に剥がす。ぼやけている部分など修正を加えたい場合はここで(ただし半立体になる)。タッパーなど強度のある容器に入れて保存。
    【コツ】
    ・割れやすいため家人に取り扱いに注意するよう念押ししておく。

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【参考:痛チョコのラッピング(安全第一)】

用意するもの:箱(完成した痛チョコよりひとまわり大きいくらいのもの)、プチプチの緩衝材2枚(箱に入るサイズにカット)、紙ナプキン、保冷剤、セロハン袋

 

  1. 痛チョコをセロハン袋に入れ、テープで止める。
  2. 箱の一番下に平らな保冷剤を入れ、緩衝材を重ねる。
  3. 紙ナプキンで痛チョコを包み、その上に入れる。
  4. もう一枚の緩衝材をのせ、箱のふたをする。
  5. ふたをテープなどで固定したら、好みでリボンなどでデコレーションする。

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以上が痛チョコの作り方とコツ、ラッピング方法だ。痛チョコは作るのに時間はかかるが、料理というより工作のような作業が楽しめる。そしてなにより出来上がりにインパクトがあるため、料理好き・アニメ、漫画、特撮好きにはもちろん、何か面白いプレゼントをしたい方や、凝り性の方にぜひおすすめしたい。また、アニメなどではなくても、もちろんどんな画像を元にしても作れるため、ぜひ自分だけのチョコ工作を楽しんでほしい。

 


実際に作ってみた!奮闘記はこちらから読めます↓

仮面ライダードライブの痛チョコを作った話 (5)