仮面ライダードライブの痛チョコを作った話〜第2話 彼女の孤独〜

前回までは痛チョコを作ることに決めた 動機作り方の前半を書いてきた。まとめると、ライダーオタクで、痛チョコのプレゼントはかなりいい線いっているはずと読んでいたその彼が、そこまでドライブを好きではなかったという話だ。

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彼からのメッセージでドライブに対する思い入れの薄さを知った私は、もはや彼を喜ばせるという目的を半ば失っていた。しかしまだ輪郭すら完成されていない痛ドライブくんをここで投げ捨てるわけにはいかない。私は代わりに携帯を投げ捨て、孤独な作業に邁進することにした。

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残る左顎にとりかかること10分。

ついにドライブ痛チョコの輪郭が完成した。ここまでで開始から2時間半。

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しかしここでも気になることがあった。

痛ドライブくんの目である。

心なしか、大量の縦線が透けて見える…

 

この縦線を入れることでごちゃごちゃしてしまうのではないか?ここまでせっかくなんとかいい感じをキープしてきているのに、ここでぐちゃぐちゃにミスって台無しにしてしまうのではないか?

安定を取るか、挑戦するか。私の心の天秤は揺れた。

 

でもね、痛ドライブくん、私はインパクトを求めて君を作ることに決めたんだよ。

リスクを恐れ、難関を避けていてはハイクオリティは望めない。私の迷いは一瞬で消え去った。

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この縦線、ほぼ直線なのでチョコレート糸ビヨーン方式(特許出願中)を使えば案外怖くない。

横線と交わる部分が浮かないよう、綺麗なつまようじで適宜つつきながら作業を進める。

 

 

PM 19:30 開始から3時間経過。黒い部分完成

 

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いかがだろうか。なかなか細かい出来と言ってもいいのではないだろうか。

この辺りから私の心の中で、一度は失った想いがまた頭をもたげ始めた。

彼をインパクトで喜ばせることである。

しかもこの細かさに気を良くして、私の計画はいつしかスケールアップしていた。

その名も、

バレンタイン痛チョコ計画〜泣いてもいいんだよ大作戦〜

その名の通り、痛チョコをプレゼントすることで彼を泣かせてみせようじゃないかという作戦である。

この調子ならいける。私はモチベーションを回復し、必ずや痛ドライブくんをカッコよく仕上げ、彼を嬉し泣きさせてみせると心に誓った。

 

残る難関は着色、今までとは違うステージに入る。ギアが、入ったみたい!(霧子談)

 

次回、着色・痛ドライブくん完成!!ハプニングも? 作り方最終回は次の記事へ↓

 


仮面ライダードライブの痛チョコを作った話〜第3話 完成、挫折、コツ〜 - 頂点Pと