仮面ライダードライブの痛チョコを作った話〜第1話 彼女の奮闘〜

さて、私が痛チョコを作ることに決めた成り行きは前回の記事を参照していただくとして、今回は(やっと)作り方に入ろうと思う。

 

作り方とは言っても、私自身初めて作ったので、この記事は試行錯誤の体験記という性格が強いことをはじめに断っておきたい。
反省を生かしたよりスマートな作り方のまとめについては後の記事を参照してほしい。

 

仮面ライダードライブ痛チョコの作り方
(大きさ約12×15cm)
【材料・用意するもの】
・チョコレート(ダーク、ホワイト)…適量
・チョコペン(赤)…一本
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・金属製のバット
・爪楊枝 数本
スプー
・クッキングシート
・ベースになるイラスト・写真の紙
(あると便利)
・小さな泡立て器
・セロテープ

 

【作り方】

PM17:00 作業開始

 

①ベースになるイラストを反転して(できた痛チョコはした面が表になるため)プリントアウトし、しっかりした線(輪郭や境目など)を油性ペンでなぞる。

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②元になるイラストの紙とクッキングシートを重ねてバットの上に貼り、固定する。
(クッキングシートはセロテープで貼りにくいという罠があります。当然でしたね。)
なるべくバットとシートの間が空かないよう、ピンと張ったほうがよい。

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③ ダークチョコレートを刻み、チンして溶かしたものとつまようじを使って輪郭や黒い部分を書いていく。

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ここで私は一種画期的なやり方を思いついた。

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つまようじをチョコレートにつけると、持ち上げた時びよーんと糸を引く。その糸を利用して線になぞらせることで、長い距離が一気に書けるというものである。

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こういうことである。

しかしやはりたまにはこんなミスもある。

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ンンンンンンンン!!!

これは削りとるか拭きとるかして事なきを得た。

 

 

ちゃくちゃくと書いていくと、線がなんだかボコボコしていることに気づく。

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このチョコレートのツノ、なんだか3D感に心惹かれるものがあり、勢いづいた私はもっともっととツノを作りまくった。

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ヒャヒャヒャヒャ!!!楽しい!!!!!

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だが、ツノを大量に作った結果、その後に線を塗り重ねる際に下までチョコレートが届かないという事態を招いたためお勧めしない。

 

 

PM 18:30 1時間半経過

 

さて、順調に細かい作業を積み重ねること1時間半。なんとかドライブの額に陣取る登録商標マークは乗りこえた。

 

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しかしまだ輪郭さえ終わっていない。ここで問題が生まれた。

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顎のごちゃごちゃ全然見えねえ!!!!!!!!!!

そもそもドライブの顎がごちゃごちゃしている必要性はどこにあるのだろうか?ドライブの技はほとんどシフトカーまたは愛車トライドロンまかせである。本体の顎のごちゃごちゃ度は関係ない。

しかしこの顎には、実は重要な意味があることくらい私にもわかっていた。

車らしさ、メカらしさを出すことだ。

インパクトを求めて作り始めた以上、細部のディテールは無視できない。

…やるしかない。

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仕方なく固定していたセロハンテープを剥がし、チラチラ確認しながら進めることに。だがこのやり方、すでに書いた分のチョコレートがはがれたり折れたりずれたりといったリスクが高い、危険なやりかたなのでお勧めしない。

 

 

PM 19:00 2時間経過、運命のメッセージ

 

顎に奮闘すること30分。なんとか右半分を書いたところで、なんとこのチョコレートを手にするであろう人物、しまじろうからメッセージが届いた。もちろん彼は私がドライブの痛チョコを作っていることは知らない。

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動画である。

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どうやら出かけていた先のホームセンターにドライブの玩具グッズ特集があったため、それをわざわざ動画に撮り送ってきてくださったらしい。

私たちはしばしば仮面ライダーのことを話題にするものの、私自身はドライブ好きとは一言も言っていない。自分が好きなものを送り付けちゃう、これぞ男子。

 

しかし私は、まさに彼女がドライブの痛チョコを作っているときに関連するメッセージを送ってくるとはやつもなかなかやるではないか、このメッセージのおかげで私のデキる彼女感が大幅アップするぞ!とホクホクしながら満を持して返信した。

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余裕を醸しながら返信を待つ。動画を送り付けてしまうほどならば、仮面ライダーと名のつくものには抗えまい。

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・・・マジかよ!!

そこは大好きっていえよ!

このタイミングだぞ!!!

この流れでだぞ!!!

毎週見ろよ!!!!!!

 

 

…オタクの中の基準というものはわからないものだ。

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彼は今一度私の中でダメ男の烙印を押され、私は作業を続けた。

 

私がデキないわけじゃない、彼がダメ男なんだ!!孤独な作業は第2話へつづく!!!


仮面ライダードライブの痛チョコを作った話〜第2話 彼女の孤独〜 - 頂点Pと